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渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。

建築現場と男尊女卑。

職歴長くなってくると、女性らしかった私もすっかり現場のオッサンのようになってしまいました。

私は現場に出続け、自分の場所を作ってきたわけですが、その間に言われた誉め言葉No.1は
『女にしとくのもったいない。』
です。
女であることがもったいない
男やったらよかったのに、ってことですね。
最初はね、うーーーん、って思ってたんやけど、何年か経つうちに
オッサンたちの純粋な誉め言葉だと思えるようになりました。
今では、素直に喜べます。
現場にいてもいい、ってことなんだと。

このように男尊女卑ととれる言葉は建築現場では常にあります。
「女は役に立たないから。」
「女は周りが見えてないから。」
「女は甘えるから。」
「女の腐ったようなやつや。」
などなど。

男だっていろんな男がいるもんです。
女だっていろんな女がいるんです。

でも、そう言うからには、その比率が高いからなんですよね。

実はその昔、若くて可愛くてか弱かった私も甘えてました。

女だから、これくらい出来てたらいいでしょう。
女だから、遅くてもいいでしょう。
女だから、女だから、と自分と周りに甘えていました。

だけどね、その時「楽しくないな」って思ったのです。
一生懸命やってないから、楽しくないのですよ。
そして、その一生懸命やってないのが周りにも伝わってるから、
こいつ、役に立たねーな、って思われる。

ある時、一生懸命やってみたんです。
そしたらとっても楽しくて。
なんでも一生懸命やるから楽しいんですよね。

そしたら
「お!女のくせにやるねー!」
(↑ここでも男尊女卑。)
って言われるようになって。

男尊女卑だと思ってたんやけど、それはもしかしたら自分の中でもそう思ってるからなのかもしれません。

男でも役に立たねー、周りの見えてねー、何させても遅いクズみたいなやつもいるし、
そういうやつについつい
「男のくせに仕事できねーやつ。」
って思ってます。
これも立派な男尊女卑なんですよね。

男尊女卑と思ってた現場のオッサンの言葉は
女性はか弱いものなんだって思ってくれてるからの
優しい言葉なのだとここ数年思っています。

でも、その優しさに甘えずに
一生懸命やる事が自分の為だし、私の後ろにいる女職人予備軍の子達の為なんだと
勝手に気負って
今日も床貼りますかね。


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