渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。

職人の可能性。

建築の職人の皆さん、将来はどのようになってるか、またはなりたいか考えたことありますか?
独立したての頃はだいたいの方が
「名前売ってバリバリ仕事取りたい!」
なんて考えるのではないでしょうか?
私たち内装のクロス、床の職人も全国で見ればたくさんの人数がいて
私の住んでいる京都でも何人いるんだか。
その中で名前を売ってバリバリと!と意気込んで
そのうち忘れてしまって目の前の仕事をこなしていくようになってしまい
「毎日仕事があれば、それでいい」
になってしまいます。
いろんな考え方の方がいて、正しいとか間違ってるとかおかしいよ!とかそういうのは無いと思いますが、
一日の大半は職人としての時間が占めています。
「安いけど仕方ない。」等と職人同士で文句言って過ごしていませんか?
変わろう、変えようと思わないと変わりません。
渚さんの周りには、たくさんの素敵な職人さんがおられます。
それはとても幸せで、だから渚さんも業界のこれからなど、渚さん一人では変えることができないこともついつい考えてしまいます。
でも、とても恵まれていると思います。
そんなこと考えられる環境にいるのですから。
先日、問屋の仕事してるクロス職人さんが言ってたのです。
「腕には自信があるけど仕方ないねん。どうしようもないねん。」
と。
そして、年上の方でしたけど渚さん、ラーメン食べながら怒りました。
「何にもしてないのに仕方ないことないよ!みんなはもっといろいろ考えて動いてるよ。そのままじゃ、置いてかれるよ。職人はみんな腕に自信あるんだよ。それが最低条件で付加価値つけるために、努力するために、仕事楽しむために勉強会に参加したり、何か自分でやってんだよ。」
って。
最後には何にも言えなくなってたので少し言い過ぎたかなぁと反省しましたけど、
何も変えようとしてないのに
仕方ない
なんて渚さんイラつきます。

前にもブログでご紹介しましたが、
大阪吹田の福田さん。
渚さんの尊敬してる一人ですが
努力家ですが仕事を毎日を職人を楽しんでおられるのが伝わります。
大阪では去年、福田さんを始め何軒も輸入壁紙・ワークショップのお店がオープンしています。


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職人って死ぬまで現場で汚い格好でヨレヨレでひたすら貼ってる…
ってイメージが覆りました。
福田さんなんて、またその先を行っていて
職人が職人という仕事を楽しめる為のワークショップも考えておられます。
せっかく職人になったのだもの。
職人を楽しみたいです。
職人ができること、どんどんやっていきたいです。



我らが京都室内装飾技能士会の会長、山口さん。


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京都ではお馴染みではないでしょうか?
私たちの父親くらいの年齢なのですが、いつも仕事を楽しんでいます。
そして技能士会の取り組みなどにも積極的で渚さんたち下っぱが偉そうに文句を言っても一人一人の言葉を汲み取ってくれます。
山口さんのことをよく知らない人は
山口さんの事を鼻で笑うでしょう。
「仕事もできないのに、資格ばっかりたくさん取って…」と。
だけど、資格なんて関係ねーよ、と言われていた職人も今や資格が大事な、必要な仕事になってしまいました。
山口さんの事を鼻で笑っていた職人さんたちは、年取ってから仕事に必要な資格取りに行くのに必死です。
渚さんが思うのは
山口さんは多分、本当に仕事が好きなんですよ。
いつもなんやかんやと作っています。
新しいこともいろいろ考えて失敗もあるだろうけど、なんでもやってみます。
自分が職人で苦労したから、後に続く若いやつらが進みやすいように考えているようです。
そんな山口さんが2月に事務所の二階の
今まで一人でこそこそと作業していた部屋を
「クロス職人にはこんな可能性もあるんだよ。こんなこともやれるんだよ。」
というコンセプトでギャラリーにされるそうです。


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まだ途中みたいですが
「山口さんこそこそやってるなぁ」
と思ってたらギャラリーだったんですね。

職人にはいろんな可能性があるんです。
だけどそれは、仕事を楽しんでいる人にしか見つけられません。
それを見つけた方との交流で自分も見つけられるかもしれません。
組合なんて、技能士会なんて、一級なんて、勉強会なんて、と思われる方もたくさんおられると思いますが、そういうところには意識の高い方々が集まっています。
そういう方との交流で新しい何かが発見できるかもしれません。
仕方ないなんて、寂しいこと言わないで、ワークショップに行ってみたり、山口さんのギャラリーに行ってみたり、勉強会に参加したりしてみませんか?

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