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渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。

女職人は流行らない。

想うこと。

日頃、渚さんは
「建築の女職人がもっと増えればいいのに。」
「女性職人の地位向上」
と思っていて
他の女性職人さんに迷惑が掛からないように
また自分の現場での居場所の確保のために
女もできるんだよって、やってるんだよって
男性にひけをとらないようにと思って仕事をしています。
女ってひとくくりにされちゃうので
渚さんがダメなら女はダメ、ってなっちゃったら申し訳ないし。

少し前に仲のいい職人さんに言われたんです。
「女職人は流行らない」って。

流行りのものにもなりたくはないですが
いかんせん、建築現場に女性は少ないので
流行り廃りの対象になってしまうのかもしれません。


一見、ひどい言葉に聞こえるのですが続きがあるのです。
「女職人は流行らない。お前が受け入れられているのは女だからじゃなくてお前だからだよ。」
です。

渚さんは別に特別なところはありません。
自分に優しい渚さんです。

その人は近くで渚さんを見てくれていますが
そう言われると渚さん、まんざらではありません(//∇//)

「お前は女だからじゃなくて現場での対応や仕事や動き方や喋りで受け入れられてる。こんな女はそんなに居ない。お前だからだよ。女だから仕事もらえてるんじゃないんだよ。お前だから仕事がもらえてるんだよ。女ってだけで継続して仕事もらえないよ。お前だからだよ。」
って。

そういう風に見てもらえてたんだなぁって思って気恥ずかしい感じと、だけど嬉しい気持ちとで
「誰でもできるわ。」って言うのが精一杯でした。

渚さんはずっと、そして今も現場に行けばめずらしがられて好奇の目で見られます。

女なのに建築現場にいる。
女なのに床屋。
女なのに職長。
女なのに一人親方
女なのに、女なのに、と渚さんは仕事をしている間は「女」という性別に縛られていると思っていました。
だからこそ、他の女性職人のためにも、などとおこがましい気持ちで仕事をしていたのかもしれません。

だけど
渚さんという人間を見てもらえてるんだなぁって嬉しくなっちゃいました。
女だからと気負っていたけど
ただの床屋の一人なんだとふっと楽になりました。
私は、床屋なんだよ。
女ってのはただの性別。

今までずっと男職人に引け目を感じていたけれど
男に負けたくない、認めて欲しいって思っていたけれど
気負っていたのは自分だけだったんだなぁって。
嬉しくて自分のことがもっと好きになりました。
渚さんは女職人じゃないんです。
渚さんは床職人です。

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渚さんは床職人。
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