渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。

自分の価値は自分で決める。

今日は~フロアタイル貼ってきました。


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今日の現場のお施主さんはね
アメリカに住んで25年、京都で空き家購入して
京都とアメリカを行ったり来たりされる為の今回の改修工事だそうです。
床貼り終わってから少しお話したのですが
お施主さん(ヨーコさん)は25年前に親に反抗して海外留学されたそうです。
そして、骨董品の補修の仕事をすることになり就職されたそうです。
就職試験の時も
試験代わりに骨董品の修復をします。
するとボスが
「HEY!ヨーコ!来週もう一度試験受けに来てくれ!」
と言いました。
ヨーコは2度目の試験代わりにまた修復をします。
「HEY!ヨーコ!また来週も試験来てくれ。」

え?二回も呼ぶなんて私のこと気に入ってるに違いないのに。。

「HEY!ボス!三度もタダ働きできないよ。私は生活費稼がなくてはいけないし、私の事気に入ってるんじゃないの?」
ってヨーコは言いました。
するとボスは「ヨーコ、お金が欲しいのかい?」と聞きました。
ヨーコは答えます。
オフコース!私を雇って損はさせないわ。」
こうして雇ってもらえたそうです。


日本と違ってお給料が決まってないんですって。
給料は自分で決めてボスと交渉するそうです。
そして、半年経って
給料アップもまた交渉。
「半年間一度も失敗はないし、私は素晴らしいから上げてくれ。」と。
ボスは
「そうだね。じゃ、上げよう。」と言ってくれました。
味をしめて三ヶ月後、また交渉します。するとボスは言いました。
「ヨーコ、少し早くない?」って(笑)
そして、あるとき同僚のフランス人がヨーコに相談してきます。
「ヨーコはいくら時給もらってるの?僕はなんだか少ない気がするんだよ。」って。
ヨーコは自分の時給を言いません。
その代わり「安いと思うなら自分で交渉してみたら?」と。
フランス人の同僚は「そんな厚かましいこと、できないよ。」と。
また数ヵ月経ってフランス人の同僚が
「僕の時給、人より安いと思うんだよ。」と言ってきます。
ヨーコは聞きます。
「あなたの時給はいくらなの?」

「僕の時給は、2000円だよ。」
ヨーコはそのとき時給5000円もらっています。同じ能力なのに、です。
そして、そっと答えます。
「交渉してごらんよ。」
後日フランス人同僚が嬉しそうに「時給3000円にあげてもらえたよ!ありがとう、ヨーコ」って。

そのお施主さん、ヨーコは「向こうでは自分の価値は自分で決めるんだよ。向こうが決めてくれない。」って。
なんだかとてもいいお話を聞けたなぁと思いました。
自分の価値は自分で決める。

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