10月に亡くなったバディの仕事の道具を先日頂いてきたのですが
バディは床とクロスの二刀流でしたのでクロスの道具もあるのですが
クロスの道具は仲の良かったクロスの職人さんが使ってくださいますので
渚さんは床の道具をいただいてきました。
ご家族から「使えるものがあったら使ってほしい」とのお申し出があり
渚さんも少し時間が経ってご家族が落ち着かれた頃にお願いしてみようかなと思ってましたので
本当に嬉しかったです。
“物には故人の魂が宿る” といいます。
渚さんはたくさん一緒に床を貼りましたので
仕事の道具の一つ一つ、使ってる姿が目に浮かびます。
まだ全て頂いてきてないのですが、ご家族は使われないので、処分するとおっしゃってましたので早めに頂きに伺わないと。。。
「バディ」と渚さんは呼んでいますけれど、今となっては本人がいないのでお名前を出すのがはばかられますので、あえての「バディ」で。
バディ!バディ!と喜んで呼んでましたけど
バディは渚さんを「渚バンクは僕にとってはメガバンク。」 なんて呼んでました(笑)
ずっとこのブログ読んでくださってる方はご存じでしょうけど(笑)
少し時が経ち、泣いてばかりいましたけれど
楽しかったことや笑ったことを思い出して一人でふと笑ってしまうときも最近は多いですね。
頂いてきた遺品の道具達は渚さん一人では使いません。
バディは中立公平な人柄でしたので、人を選ばずみんなと仲良くしていました。
ですので、バディと交流のあったみなさんに少しづつお渡しして、みんなで使いたいと思っています。
遺品を使うことは供養にもなると聞きましたので。
渚さんランキング
バディの思い出の道具ー!
腰袋&ポケットトーチ
腰袋はまだまだ新しいんです。 買ったとき喜んで見せてくれました。
そしていつもぶら下げていたポケットトーチ。
このトーチ、仲間内で流行っていてみんな持ってたのですが流行りに遅れてバディがまだ知らなくて。
教えて貰ったその日の帰り道に ドン・キホーテで早速購入したらしく
次に会ったときに「買いました。」 ってどや顔で見せてくれました。 巾木のコーナーなどのちょっとしたときに使う用ですね。
カンナ
このカンナの前身のものを愛用していて、廃盤になったからとこれを購入。
「どう?使いやすい?」 って聞いたら
「僕、手が大きいから、僕の手には小さくて使いにくい。」
って愚痴ってましたけど、結構使ってましたね。
耳切
これはみんな同じようなもの使ってるのですが、借りたときに
「この数字なに?」
って聞いたのね。
そしたらバディは内装の学校(職業訓練校みたいなもの。メーカーの。)に行ってたので、そのときに貰った物だから学校の保管の?数字が貼ってあったらしい。
学校が楽しかった思い出だから、貼ったままにしてるって云ってましたね。
ローラー
これを買うまではテーパーになってないローラー使ってたのですが、周りの職人さんの中で何人か使ってて、借りたときに使いやすかったようで
そのあとすぐに購入して喜んでました。
去年の仕事始めに渚さんの現場に応援来てくれていて
排水のパイプ、バディはグリーッと大きくパイプの大きさでシート開ける癖があって
そのためにローラー掛けてたら勢い余って100パイの穴にゴロゴロゴローっと落としてしまって(笑)
後日設備屋さんが潜って取ってくださったという思い出付きです。
このローラーは使ってもらう人決めています。
そして、これ。 これは糊拭きなんですが
バディはディゾルビットが大好きで糊拭きとして愛用していました。
糊が付いたら後でじゃなくて今拭く、タイプのバディでしたのでいつでも持っていられるように ディゾルビットをこの小さなスプレー容器に詰め替えて持ってました。
いつも左手だけ軍手はめていて
糊が付いたらこのスプレーを左手の軍手にシュッシュッと吹き掛けて擦っていました。
サムライ定規入れ
渚さんがサムライの様に背負ってるのを見て
「革で作って」
と頼んでくれたので、去年の技能グランプリに行かれるのに間に合わせて作ったものです。
グランプリにサムライのように背負って行って欲しくって。
無事サムライスタイルで行ってくれました。
現場でも猫背の背中に背負って来てくれてました。
この定規入れも使ってくれる人決まっています。
ざっと、でもこんなに思い出があります。
バディが楽しく使っていた道具、みんなで大事に使って行きたいと思います。
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