今日はコルクタイル貼ってきました。
渚さんのクロスの親方からの仕事です。
昨日、クロス貼りにA福さんが来てたらしいから後で鬼チェックするかー。
材料はこれです。サンゲツなんだけど輸入かな?
箱の中に説明書入ってましたが
外国語ー。
おぉ。日本語もあった。
長々と書いてありますけど絵にすると6つ(笑)
22か国語のいろんな言語で書いてありました。
コルクはねー。めんどくさいんですよね、裏打ち無いタイプは。
まずは貼るところケレンと掃除。
パテはクロスの親方が事前に耐震パテ(クロスのパテやないかい!)で打ってくれてますのでそのまま行きます。
クロスの親方はCFのところのパテしてくれてました。
ケレンと掃除できたら材料をひんむいて
裏向けて並べます。
ひたすら並べて
まるで貼れたかのようです。
そしたら並べたコルクの上に上がって床に糊塗るように速乾塗ります。
塗ったら一枚づつひっぺがします。
引っ張ってもこーやって付いてくるときあります。
塗ってからそのまま長時間置かないでね。
塗ったらなるべく早く引き剥がしたいんだけど、場所がいるのでまだかな?どうかな?乾いたかな?位で回収してください。
じゃないと目地に隣のタイルのコルクが引っ付いてて使えなくなります。
うわぁ、渚さん乱雑だなぁ、、
って思わないでね。
これはわざとなんですよ。
引っ付かないように重ねがなるべく少ないように、使うときに取りやすいように しています。
この一番手前にあるような端までしっかり速乾塗れてないものは壁際の切り込みに使います。
たくさんできちゃった場合は塗り足します。
糊塗ってない所は付きませんので。
回収したらまた並べて糊塗ってまた回収。
だいたい塗れたら床に墨出して速乾塗ります。 そして貼っていきます。
コルクタイルってすっごく詰め詰めでもおさまるんですよ。
天然素材だからかギューーーって詰められます。
元々の材料が300角らしいんだけどけっこー大きさバラバラなので何も対処せずに貼っていったら目地が悲惨なことになります。
貼っていくといきなり段違いになります。 ウハッ(>_<)
仮にフワッと貼って
こーやって前揃えます。
一枚で揃わないときは二枚目、三枚目で揃うように出てる列を詰め気味で。
壁際の切込みの材料を一枚手前に並べていきます。
その時、材料の寸法が結構バラバラなので前面ではなくお尻側の出を合わせてくださいね。
硬そう(大きすぎ)!でしょ?
渚さん、コルクの時は2~3㎜硬めにします。
ギュッと詰めたくて。
こんなに硬くて大丈夫かいな?って不安なとき、ソフト巾木を速乾で貼るときもそうですけど
おさまりそうな自信ないときは
ローラー掛ける前に
手でおさめます。
それからローラー。そしたらおさまります。
オッケイオッケイ!
コルクタイル、速乾で貼るとき、切り込みで切ったり削いだりしたちっこいゴミがタイルの裏や下地に付いてるときあります。 知らずに貼って"ボコッ"ってなって 「うわー、しまった!」ってとき、捲るとなるとその一枚は使えなくなります。
めくるのにボロボロになるからね。
コルクタイル高いのでもったいないです。
そうならないために
切込みするときはごみ箱用意しておくといいです。
入ってる段ボールもいいし 今日は
入ってた説明書をパパッと折って即席ごみ箱。
切ったらすぐに入れる。
削ぐ時はこの上で削ぐ。
最後はこれごとポイッφ(゜゜)ノ゜
ボーッと貼ってたらいきなり×が!
マジックで描いてある!
材料クレームやんけ!
押さえる前だったのでそーっとめくったから大丈夫だったけど押さえたあとだったらめくるの大変ですけど。
御客様から三時のおやつ。
ありがとうございます。
朝イチにも飲み物もらって
中身はお茶と思ってたらポカリだったの。
暑いので気を付けてねって言ってもらって。
ありがたいですよね。
住まれてますので続きは後日です。
あまりギリギリまで貼っておくと大工さんが仕事しにくいので多めに残しておきました。
最後にポンド掛けておしまい。
渚さん、持ってきてるの33キロ。軽い方なので、もっと掛けたい、押さえたいときは足で体重かけたり、他の人がいたらポンドに乗ってもらって転がしたりしています。
靴を脱いで使われる現場は最後は渚さん、靴下でうろちょろします。
靴はいてたら気づかない踏み心地を足で確認したいので。
いつも最後は靴下で摺り足で確認しています。
お陰で靴下すぐだめになりますけど、納得して帰りたいので。
完成です。
コルクは天然素材ですので色むらがあるんです。
現場によりけりですけど
ある一定の期間が経つとスカーッと色が飛んで均一な色になります。
とてもきれいですし、高いだけあって長持ちします。
踏み心地もいいし、冬でも暖かいんですよ。
コルクのあと、CF。
短い向きに3発、がドア芯でジョイントなので
巻いたままで荒切り。
トイレ分は半割りなので元請けさんがまたどこかで残りを使われるときありますので
寸法書いてある方を残します。
ビフォー
アフター
CFの貼ってるところ、はしょりましたけど
昨日書いたから、まっいっか!っつって。
ジョイント切るのはなるべく早く切ってね。
今日でも最速で切ったけど気温と下地が吸水性抜群だったので
めくると裏打ち残りました。
「まっいいか!」ってそのままにしないでね。
ジョイントに裏打ち残ったら必ず手がベタベタドロドロになっても必ず絶対に取り除いてくださいね。
その時だけはローラーかけたらおさまるかもだけど後で必ずジョイントが反り上がります。
シームしたって解消されませんので必ず取ってね。
ふー、終わりましたねー。
お客様がマメに覗いてくださるんだけど
帰るときにお話ししてたら
「綺麗やわぁ!」って喜んでくださってました。
コルクはとってもいいものだってこと、速乾で貼らないといけないのでしばらくは匂いが気になってしまうかもしれないこと、色むらがあること、等を説明させてもらって退散しました。
住んでおられる家に貼りに行くのはダイレクトにお客様が喜んでるところ見ることができるので好きなんですよね。
渚さん達職人にとって
現場って貼ったら終わりの場所ですが お客様にとってはそこで寝起きしたり仕事したりくつろいだりとこれからずっと使われる場所なんですよね。
気になるところがあるとしたら
職人にとっては手直しが出なかったら忘れ去ってしまうこと。
だけどお客様にとっては
気になるところは毎日見て過ごすところなんですよね。
人の手でする仕事ですので
こんなブログ書いてるけど普通の職人の渚さんだって
腕がいいと評判の職人さんだって
修業中のボンだって
みんな失敗したりはあります。
だけど逃げるように現場を去らずに
お客様に「今から道具片付けたりしますのでゆっくり見てください。気になるところあれば教えてください。」って伝えてゆっくり見てもらう時間があればお互いに気持ちよくなれるかなぁと思ってます。
「ここって?」って言われる時も、もちろんあって、その場にいますのでお客様の前で「あー、すみません、すぐ直しますね。」
って直すこともできますし
仕方の無いことだったりすると
それについて顔を見て説明できてお客様に納得してもらうこともできます。
お客様のために、って思ってみなさんいろいろされてると思います。
渚さんもいつも「ここどうしよっかなぁ?」って思うときは"自分の家だと思って"施工するようにしています。
ここはよく通るから、とか、ここはドア開けたら見るところだから、とか、ここに立って食器洗うから、とか、立ってオシッコするときは、便座に座ってるときに目が行くから、とかキッチンの奥行きが○○センチだから、とかね。
使われる方の気持ちになって
職人はお客様の代わりにお客様のやりたいように施工するものだと思います。
だから、喜んでくださると「任務終了!」ってホッとします。
今日も楽しかったな。
あー、明日は雨だって。台風か。
明日も楽しい日になればいいな。
↓お疲れ様ー。の代わりに押してね。