渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。個別のメッセージはカテゴリーの自己紹介の中にある"問い合わせフォーム"からお願いします。

応援行く時、来てもらう時。

今日は新築マンションに三人で。

昨日はなんだか目が冴えて眠れなくて、4時過ぎまで起きてまして、

こーなったらやらかしちゃいました、寝坊。

「ハッ!」と起きたら7時22分。

やべー!間に合わない!

すぐに応援の方に電話して

すっぴんで急いで行ったら、朝礼ちゃんと間に合いました!

応援の方来るのに遅刻とか洒落になんねーからなぁ。

間に合って良かったー。

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現場の詰め所に行ったら

知ってるクロス屋さんが!

バディととても仲の良かった職人さんです。

記念に写真撮っておきましたー。

後ろにいるのは応援来てくださった奈良の職人さんのツージーです。

いつもありがとね!

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デッチボンのコーダイもいるぜ。

いつもありがとね。

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今日はコーダイ、ウッドタイル、洋間をほぼ一人で貼ってくれました。

会うたびに仕事覚えて出来るようになってるので目を見張ります。

貼ってくれてるときに

「ごめんなぁ、ありがとうな。」

って声をかけると

「大丈夫です。楽しいんで。」

って。

わぉ!渚さん達が忘れてる新鮮な気持ち!

そうよね、貼る楽しさ満喫しなくちゃねー。

昔はそーだったんだろうけどなぁ。

ってツージーとしみじみ反省しておきました。

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お昼は近くにコンビニもお店もないので持参して

貼れたばかりの部屋で食べます。

床屋のいいなと思うところの一つが

「きれいな床の上で弁当食べられるところ」です。

世界中で初めて、この部屋のこの床の上に乗ることができます。

弁当持ってきていると外食よりものんびりとする時間ありますので

ゆーっくりだらけて午後からの仕事に備えます。

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雨だったので外の業者の職人さんもみーんな中に入ってくるので

狭くって。

共用部の吹き付けまで始まって、入り口閉められちゃいました。

やってる間は出られないし、他の部屋へも入れませんので

予定よりも進まずに退場の17時に。

現場管理が徹底してますので日曜の台風に備えて、養生やら片付けやらを監督さん達が必死でされてました。

渚さんたち、中の職人は窓閉めて帰るだけですけど

監督さんは大変です。

作業時間がいつもよりも少ないけど、少しでもたくさん貼りたいなって思うので

知らず知らずのうちに小走りになります。

応援に来てくれてる二人も同じです。

最後に一部屋に合流して話してましたけど

体力的にしんどいのは仕事だから当たり前だけど

精神面は楽しくやりたいねー。って。

応援に行くとき、その現場の職長次第でこちらの気持ちも左右します。

渚さんもいろんなところに応援に行って

自分の現場にもたくさんの方に応援来てもらうことも多くなりました。

来てもらうときには自分が応援に行ったときに学んだことを参考に、来てくださる方に

楽しく貼ってもらおうと思っています。

楽しくばかりはできないときもたくさんありますけど

応援に来てもらうのは自分だけでは現場が終わらないから。

応援に来てくださる方は、自分ではありませんので思い通りに進まないときもたくさんあります。

それでも来てくださった事に感謝をしたいです。

自分が応援行くときの気持ちを思い出せばわかるけど

応援来てくださる方は

「たくさん貼ってあげよう。」って思ってきてくださってます。

わざわざ時間作って来てくださってる気持ちに感謝したいです。

今日も話してたのですが

応援呼び慣れてない人って

「職長は偉い」って思ってる方が多いんですよね。

だけど、間違っても職長は偉くはありません。

そして、応援来てくださってる方は奴隷ではありません。

本当は請けた仕事を自分で貼る。

だけど、自分だけでは間に合わないからお願いして応援に来てもらいます。

そして、応援に行くときも「助けてやってる、俺、偉い」ではないですよね。

自分もいつか助けてもらうときがある、またはいつも助けてもらっている。

その本人からお返しがあるかないかはわかんないけど上も下もないんだからお互いに感謝して現場こなしていければいいなと思います。

「呼んでやってるから黙って言うこと聞けよ。」

「来てやってるんだからボチボチゆっくりやるけどいーだろ。」

なんてやってるといつか自分に返って来ると思います。

職長は段取りや雑作業を中心に

応援は貼ること、現場を進めることに徹底する

っていうのが渚さんが考えて実践していることです。

たまに応援行く先で職長がなぜか貼ることに集中して応援の職人さんをほったらかして

応援の職人さんは何すれば、どこをすればいいのかわかんなくて困ってる

って時ありませんか?

それじゃもったいないですもんね。

どんなに好きな人とでもずっと一緒にいると嫌な面が見えますし

いろんな考え方や、やり方があるとは思いますが、どんなやり方でもいいから

せめてお互いに気分よく仕事できたらいいなぁと思います。

基本的に応援来る人は受身ですので

職長の段取り、気持ち次第で少しは改善するのではないかなぁ。

だけど応援来る側も傲慢になっちゃダメだよね。

なんてことをお互いに自分に言い聞かすようにツージーと話してました。

また月曜日来てくれるので

せめて楽しく貼ろうと思います。

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