今日は他の職人さんを批判するような嫌な内容のブログになります。
不快だと思われる方は今日の分、読まないでください。
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じゃ、書きます。
今日は人の手直しに行ってきました。
自分が行けないから問屋から職人さんを入れてもらった現場なのですが
ほぼ同じ状況の現場が二つあって(前半と後半に分かれてました。)
後半の職人さんは綺麗に早く貼ってくださってまして、監督さん大喜びでした。
が、前半が終わったところで「溶接も端部も汚いよ!」って連絡があって
後半も同じ方に来ていただく事になってたのですが、急遽違う方に来ていただけることになりまして
後半も終わった今日、前半の手直しに行ってきました。
正直、渚さんはクロスよりも床の方が工程が少ないのでうまい人とあんまりな人の差ってそこまで無い職種だと思っていました。
実際、今まで仕事をしてきて沢山の職人さんと現場一緒になることや、前に誰かが貼られた床を見ることもあって、みんな自分を基準にしますよね?
「ここ、あんまりやなぁ。」とか「うわ、上手だなぁ。」とか思いますけど、
「まぁ、よくある失敗だな。」とか「ここに気を付ければいいんだな。」って感じで
そこまで上手い下手の差を感じることがあまりなかったのですが
床は簡単に貼り替えられないので、どうにか貼り替えなくて済むように直したいな。
午前中で終わるかな?
って思って行ったのですが大変でした。
丸一日掛かってしまいました。
手直しって学ぶこともたくさんありますよね。
それに、同業者ですので今までも元請けさんや監督さんに「これ、どう思う?」なんて見せられたり聞かれたりしても貼ってる時の状況もわかんないので庇うわけではないけど、
「んー、難しいけどね。」「私もこーなるときあるかもです。」って庇ってました。
でも今日は
「なんで?なんでこーなったの?何?」
ばかりでなんだかとても悲しくなりました。
前にどこかで
「職人は全員綺麗に貼りたいと思ってます」
って書いたのですが
嘘だったかもしれません。
人の仕事にケチつけたくないけど
例えばチリの少ない靴ズリがあったとして
綺麗にできないけどいいや!
ってフックでギヤーっと当て切りするより
定規で真っ直ぐ時間かけて切った方がまだ綺麗にできるな
って切る方がよくないですかね?
定規取りに行くの邪魔くさいかもしれませんが
後で床のコークをブッチューっと打って手がベタベタ、靴ズリも汚れて、コークも痩せて、ってよりは邪魔臭くなくて綺麗ではないでしょうか?
また、例えば、何度押さえても浮いてるー(>_<)ってとき、あとちょっと切ったり、瞬間入れて押さえたりしませんか?
端部にローラー掛けたら浮いてるの気づきます。
どーしようかな?ちょっと切ろうかな?糊入れ直そうかな?炙ろうかな?って悩む方ばかりだと思いますけど
「なんべん押さえても浮いてくるなぁ。まぁ、いっか。ねぶらせておこうか、ちょっと切るの大変だから。」って方もいらっしゃるのでしょうか?
職人も人間です。渚さんはもちろんですが どんなすごい職人さんでも、失敗することあるかと思います。
でも、気づいてるなら直さなくちゃです。
浮いてるって、貼れてないじゃないですか?
今日、ほんと悲しいし、だけど他の職人さんの仕事を批判するみたいな内容、同じ業種なのに、やな職人だよなぁ。と思ってブログ書くの迷いました。
批判するつもりもないんです。渚さんも失敗たくさんしますし、床のコークも使いますし。
それでもみんな「少しでも綺麗に」って思ってるって思いたかったなぁ。
溝彫るのに脱線したところと落とし込み失敗したところと。
これならジョイント突き付けにしてくれた方が綺麗ではないでしょうか?
ノンワックスシートの溶接って普通のよりも難しいので丁寧にやりますし、こういう返しのところって熱で色変わるのでマスキング貼ったり、先にした方を少し残してあとで一緒に切ったりうまくいかないときがあるからこそ、時間かけて丁寧にするのではないでしょうか?
溶接ってやり直し効かないじゃないですか?
簡単なところって誰でも綺麗に貼れます。
やりにくいなぁと思うところは気をつけて丁寧にやるべきではないでしょうか?
前半と後半の職人さんには同額を支払います。
自分が貼ろうと思ってたので(//∇//)
渚さんの地域ではいい金額を見ています。
後半の職人さんたちは人工も少なく早くて綺麗に貼ってくださいました。
安くて工期カツカツ一日でやりきり、ではありません。
渚さんが被害被るから、ではなくて
同じ業種なのに「少しでも綺麗に」貼りたくないのかな?
と思う気持ちが強いです。
昔の職人さんは道具の無い中、工夫されて綺麗に貼られていました。
充実した道具、性能の上がった副資材を使って貼れる今、本当はもっと綺麗に貼れるのではないでしょうか?
一番悲しくなったのは、あとで渚さんが見に来るってわかってたこと。
同じ職人(しかも同年代)があとで見るのがわかっていたなら、プライドもあってもう少し仕上り良くしたいと思わないのでしょうか。
見られてもいいや、って事なんですけど。。
いろんな職人がいます。
早いのがかっこいいと思ってる職人、綺麗に貼りたいと思ってる職人、、
そして
「色付いてたらなんでもいいやろ。」って職人。
渚さんたちは仕上げの職人です。
昨日より綺麗に貼りたいと思う方ばかりであってほしいと思います。
内装屋さん、渚さんたち職人、どちらも自分の仕事をしっかりやっていい業界にしていきたいなと思います。
最後に
鏡越しですが渚さん、でっかい鞄持ち。
渚さんのなんでもぶちこみバッグ。
通称「夜逃げバッグ。」
今日は特にこのバッグ助かりました。
激安の衣料品店で2~3年前に700円で購入。
こんなにぶちこんだのは初めてですけど助かりましたー。
ガバッと開くので便利です。
明日は渚さん、得意先の内装屋さんと接待釣りです。
↓いろんな職人がいるね。の代わりに押してね。
ほんとです。
実は知り合いのところの職人さんたちですので、親方には話そうかとは思ってますがうまく言えるかなぁ。
来られてた方は渚さんより先輩だし。
やっぱり言わない方がいいのかなぁ?
みなさん、どうされてますか?
本当は自分達で手直ししてもらった方がいいんですけど、監督さんが「同じ職人にさせても直らないからアカン。」って事だったのでやめました。
いつも応援来てくださる方々がいい職人さんだって再確認はできましたけど、悲しいです。