渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。個別のメッセージはカテゴリーの自己紹介の中にある"問い合わせフォーム"からお願いします。

スライティーのセッティングやりにくい方へ。

スライティー愛用者のみなさん、こんにちは!

今日も使ってますか~?

スーさんが"ここ最近で一番のヒット商品!"と大絶賛しているスライティー

渚さんも買ってからしばらくは長尺そんなになかったのでほぼ箱の中で、活躍を夢見て眠らせてましたけど

ここ最近は使いまくっています。

油断すると脱線もしまくるけど(^o^;)

脱線した時のとくちゃんの冷たい視線が痛いけど・・・。

渚さんのブログ見てたらスライティーめっちゃ良さそうだなぁ!

って思う方もいらっしゃるかと思いますが

正直「めっちゃ良くするためには自分の工夫が必要。」なんです。

それはスライティーだけに限ったことではありませんよね。

床屋が当たり前に使っているライスターやパーキリ、渚さんの大好きなガスウェル3や

クロス屋さんで言えば

フィッターやプレスティー、楽雷などなど

道具の癖や難点を自分で工夫して使いこなせば

その道具は自分にとっての最高なもの。になります。

必勝だるまに目を描き込むように、最後は自分の工夫次第でその道具が生きるか死ぬか分かれます。

渚さんは自分にとってスライティーは生きました!

そんなに道具と向き合う時間ないよ。

ってお忙しい方は渚さんの言う通りにやってくれたら

向き合わなくてもスライティーが"めっちゃ良い"になりますので真似してね。

渚さん的にスライティーの難点は

① 刃の出し入れしにくい

② 切る幅セットする時の刃の固定がしにくい

③ ②の時に固定するネジが回しにくい

の三点。

そのうちの①は

スライティーの刃が危ないのでボルト替えました。 - 渚さんは床職人。

↑で解消できますのでご一読ください。

そんで、③はまだ解消できてないのですが

その代わりに今日は②を解消しましょう。





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わかりますかね?

スライティーにはもともと刃を合わせるための線が引いてありますが

遠慮気味な短いものです。

その線に合わせても短いので前後(左右?)の刃の出が変わったりします。

しかも本体の入り組んだところですので覗き込みながらやらなくちゃいけません。

ってことで

「見にくい!合わせにくい!」



ですので自分の合わせたいところをカッターで延長して、そのカッターで傷付けた溝に油性ペンで色付けました。

そして



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この線に合わせてセットしますが、まだ見にくいなぁ。

覗き込まないといけないからね。

ってんで



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セットしたままこっち(黄色の矢印)にもカッターで印。



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二本延長させました。

落とし込み用の線です。

これで試しにセットしてみましたら、爆早っ!

しかも前後の刃もバッチリセットされてます。

二本目の筋は上から見りゃ見えるので、こちら合わせてから

覗きこんで「こっちも合ってる。」

って使い始められます。

自分のよく使う寸法(渚さんは落とし込みの寸法でしたが)で筋を長く入れておくといいです。


ってわけで愛用者の皆さん、三時の休憩にでもやってみてください。


↓③は?の代わりに押してね。

③解消出来たらまた派手にブログ書きます。

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