今日は京町家の現場。
京都にはたくさん、素敵な古民家が残っています。
現場として行く度に「こんなかっこいい家に、ウッドタイルなんてもったいないなー。」と思うんですが
古くて良いもの、と新しくて良いものありますよね。
古くて良いものはやっぱり、歴史感じるっていうか、雰囲気、見た目がかっこいい。んですが
実際に住まわれてる方にとっては
かっこいいけど、使いにくい。
、というのもあると思います。
古い木の床は見た目かっこいいけど
実際には今出てる新しい床材の方がお手入れも楽だし、使いやすいと思います。
温故知新ってやつですな。
今日の渚さん。40越えてますけどキュート!だよね?ね?
今日のファッションはプーマのTシャツの上にアディダスのジャンパー羽織ってます。
バラバラ(笑)
二階の一室と一階の一室。
今日は楽勝なので
パテも丁寧にしようか。
って思ったら
ガーン!ビス踏んでる!
いつもは壁ボードなんでほじくればいいけど、壁床とも木だし
ほじくりまくって、やっと取れましたー。
渚さんのブログ見て
「めちゃパテしてるなー!」と言われる方もいらっしゃいます。
渚さんだって、全然したくないよ。
だけど、特にウレタンで貼るときはパテしないとガビーンなことになりますし、そのガビーンなことは、後日起こりますので渚さんではなく、お客様、元請けさまが、発見することが多いのでね。
ガビーンな想いさせないように。
昔はよくおっさん職人たちが『糊パテや!』なんて糊でパテしてるつもりで貼ってましたけど
ウレタン系は有機溶剤。
有機溶剤で貼ると、糊が硬化するときに材料も引っ張ります。
これが理想と現実です。
今でも知らない方は
「ウレタンやしな。」(?)と言ってパテしない方もいらっしゃいます。
もしも、ほんまかいな?って、方がいらっしゃったらあれなんで
実験しました。
ウレタンの口に蓋代わりに巾木。
アフター。
よく、速乾の蓋代わりに巾木乗せるとき有りますよね?渚さんだけかな?
そーすっと、こーなります。
ですので、パテめちゃ大事よ。
しかし、寒い。前日暖かかったので油断して薄着だったので
プロモ下ろしてきました。
ポカポカやでー。
今日貼ったのはウッドライン。丁稚の頃毎日のように貼ったウッドライン。
墨出して型どりしようかと思ったら
墨に対しても斜めだし、しゃーねーなー。
腕利き職人と思ってもらえるようにあれするか。
転写。
印を戻して
糞うま!なんちゃって。
転写は便利ですねー。
↑転写の過去記事はこちら。
渚さん転写大好き!ちゃんととれば誰でも綺麗に型どり出来るからね。
一階終わり。
二階もあと巾木貼れば終わり。
ジャーン!終わりー。
一階と二階、同じ材料貼ったのよ。
二階は洋風になり
一階は和風になりました。
この京町家の外側に
大工さんが駒寄作り替えてたので見てました。
駒寄っていうのは、昔、馬や犬?(牛?)を繋いでおくためのものだったそう。
数日前に工場で加工されてた時から見てたので
「あ、これ、あの時やってたやつ?」
って聞くと
「そうそう!」
かっけー!
刺さってるところ、びっちびち!
ビスや釘を使わず、込み栓っていう技術で留めてるそう。
んーなんか、見たことあるなー、込み栓。と思ってたら
相方が作ってくれたベランダ用の棚も込み栓してあるんだった!
新しい技。古くからの技。
新しいことどんどん出来てきますけど、古いものを大切にしながら新しいものを受け入れる。
まさに温故知新!
では、また。
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