渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。個別のメッセージはカテゴリーの自己紹介の中にある"問い合わせフォーム"からお願いします。

横着な人のささらの貼り方。

今入ってる現場でささら貼りました。

 

ささらの型取りほんと十人十色。

 

いろんなやり方あるし、スーさんみたいにささら定規使う方でも、そのささら定規が人それぞれ。

 

しかも、得意先の内装屋さんによってはささら貼ったことがないまま独立される方もたまにいるし、月1はやってるよ!って方もいらっしゃるし。

 

渚さんの場合は、独立する前は年に数回だったかなぁ?

 

今もやっぱ、年に数回かもだけど、今の方がすくないかもしんない。

 

 

渚さんのささらの型取りは横着型!笑

 

階段の登り降りを極限まで少なくしたい!

 

ってことでささら定規は三段づつしかとれないので

 


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ささらに入ってる底板代わりの段ボール使います。

 

入ってないときは、梱包の段ボール使います。

 

梱包の段ボール使うときは分厚いのでローラーで薄くして使います。

 


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あと、使うものは色鉛筆、300定規か巾定規。

 

この色鉛筆は技能士会でも一緒に活動してて、丁稚の頃から知ってる中村さんから頂いたもの笑

 

中村さーん!使ってるよー!

 


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段ボールをこんな形にカットして使います。

 


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窓は墨見るため。

 


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渚さんは転写が好きなんで、ささらもやっぱ転写。

 

このやり方の良いところは

 

不陸も拾えて、ノンスリップついたままの時とか、顎付きの階段の時でもいつもと同じように型取り出来て『明日はささらやからなぁ!』と気合い入れて道具用意する必要がないところ。

 

突然『今からささらです!』って言われても対応できるところです。

 

 


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窓から見える墨を印しておいて、ささらの天のアールになるところ(わかる?)に合わせると

 

『あ!墨はみでちゃった!』ってこともない。

 


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この階段17段あるのだけど、内側、外側両方(裏表にけがく)使って上から下まで全部取って全部一気に転写で戻します。

 

たくさん取るから色鉛筆で色分けします。

 

渚さんは転写好きなんで慣れてるから大丈夫だけど、慣れないとちょとややこしいかも?

 


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ややこしいかな?色鉛筆似てる色だと『ん?』ってなるからなるべく似てない色使います。

 

 

 

っつーわけでおしまい。

 

前にスーさんのやり方と渚さんのやり方、動画で紹介してたものです。

 

 

 


ササラ巾木の型取り二種紹介します。 - YouTube

 

時間あったら観てね。

 

では、また。

 

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