いつもブログ読んでくださってる皆さま。
私事ですが、この度『優秀施工者国土交通省顕彰』(建設マスター)を受賞させていただきました。
推薦していただき、受賞させていただくことになり、私に携わってくださる全ての方に感謝いたします。
今までいくつかの資格等頂いて参りましたが、建設マスターは今までのものとは違い、受賞した喜びももちろんですが、名誉ある賞を頂き、その重さを感じております。
思い返せば、父の仕事であったこの仕事にいつの間にか従事し、父が亡くなった後、一番身近で一緒にいた弟と毎日愚痴を言い合い、励まし合い、時に喧嘩をしながら、それでも助けて貰い続けて参りました。弟には本当にいつも助けて貰ってばかりいたのに、私は感謝もせず、いつも文句を言ってばかりいました。それでも弟は必ず助けてくれました。私にはもったいない、よくできた弟で本人には言えないけれど、年取ってからは本当にいつも感謝しています。
女性ということだけで、良かったこともたくさんありますが、嫌だったこともその何倍もありました。
文句ばかり言っていたのに、それでもなぜか、ずっとやめずに続けて参りました。
理由はわかりません。
わからないけど、きっと自分に合っていたのでしょうか。
そのうち、技能検定というものがあることを知り、受験し、合格し、京都室内装飾技能士会に入会させて貰い、技能士会の皆さまにたくさんのことを教えていただき、今に至ります。
資格や名誉はこの仕事で持っていても日当が増えるわけではありません。
一級技能士ですら『そんなもの受かっても日当上がるわけではない。』と言われます。
今回受賞させていただいた建設マスターも頂いたからなんだ?と思われるかもしれません。
それでも私にすれば、女性だからと疎まれていた頃を思えば、自分を認めていただけて、こんな賞まで頂けるようになるとは、夢のようです。
昔の自分に言ってあげたいと思います。
私の周りにはブログの問い合わせも含めて、女性職人、女性職人見習いさん、やってみたい女性が慕ってきてくれます。
昔の自分のような、いや、それよりもヤル気満々の女性のみんな。
若い頃の私には見本にするような女性の職人がいませんでした。
そんな私が今では見本のような存在になりつつあります。
いつかのブログに書きましたけど
私がダメだとほかの女性も『やっぱ女はアカンねんで。』と言われるかもしれません。
そうなるとがんばる女性の邪魔をしてしまうかもしれません。
自分が若かった頃はただ自分が頑張るだけでしたが、今は私みたいな者でも目標としてくれてる子達がいますので、そんな若手達のお荷物にならぬよう
今の自分に驕らぬよう、まだまだ若い子には負けないよって頑張ろうと思います。
こんな歳になっても、先輩職人の皆さまに怒られることもあります。
若手のみゆちゃんの前でカッコつけて失敗することもあります。
どーしよう?と悩む時もあります。
資格を取れば、賞を貰えば失敗せずにいつも完璧のスーパー職人というわけではありません。
失敗なんて毎日してます。
賞も資格もないけれど、糞上手い職人さんはたくさんいます。
それでも、私にとっては資格や賞は自分を誉めてあげられる大事なものです。
この名誉ある賞に恥じぬよう、自分の目標である女性技能者の育成への貢献を始め、この業界を盛り上げていくために少しでも貢献できる存在になれるよう邁進致します。
この度は、植松会長始め京都室内装飾技能士会の会員の皆さま、京都室内装飾協同組合事務局の皆さま、これまで私に携わってくださった全ての皆さま、ありがとうございます。
皆さまのお陰でこのような立派な賞を頂けました。
それと、室内装飾新聞の福永さん、新聞載っけてくれてありがとう(笑)
感謝致します。
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同じく建設マスター受賞された皆さま、おめでとうございます!