渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。個別のメッセージはカテゴリーの自己紹介の中にある"問い合わせフォーム"からお願いします。

マーモリウムの施工まとめ。

マーモリウムの施工まとめを書くと言っておいて
忘れていました。

あの日はゼッテー書いておこう!

って思ってたけど(ハマったからね)

喉元過ぎれば、、、ってやつで

忘れて呑気にマスク作ってました_(^^;)ゞ

渚さんの宝物の一つをお見せしましょう!



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こちらです。

東リの施工要領書はみなさん持ってる方も多いと思いますが

SANGETSUとタジマのものは持ってる方いらっしゃるかな?

SANGETSU、タジマともに

お願いして営業マンの方が自作で作ってくれたものですので

大事に大事にしています。

作ってくださったお二人、ありがとうございます。

お陰で心強くいろんな材料貼ることが出来ています!

「明日◯◯貼るんだ!」

って時に読んでいます。

経験ももちろん大事だけど

知識や情報も大事ですから。

ちゅーことで



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マーモはこちらに書いてあります!



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φ(・ω・*)フムフム...

マーモはリバース禁止だそうですので

向きには気を付けないとね。

指定糊はアクリル!

"セメントML"だって!

ウレタンだと思ってたのでなるほどです。

アクリル糊でオープン0でいくそうです。

もちろん、仮敷きしなくちゃです。

施工場所の室温は最低でも15℃以上の

動くと暑い温度で。



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詳しく書いてあるなぁ。

施工前に読みたかったよ、、、

さて、ここからは渚さんの施工の様子書きましょうか。

渚さんの主観ですので、全てが正しいとは限りませんので

もし、このブログを参考に貼られる方がいらっしゃったら

本当に「参考程度」にしてくださいね。


まず

耳は必ず切らないといけませんが

いつもの耳切じゃズッタボロになってしまいますので

ここでも登場!!



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ティー!こと、スライティー



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ティーで下までぶった切るのは危険なので

筋をつけてフックで切りました。



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切れましたー。

裏はジュートですので糊の水分吸ったら伸びますね。

っちゅーことで渚さんの好きなジョイント突き付け工法はできませんね!

ですので、ジョイントは落とし込みor沿わせ切りか、になります。



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おぉー。気持ちがブレブレなので画像もブレブレです。

パーキリ使えないので狭いところは型紙取るか、転写するか、です。
広いところは4面巾定規かけるか、コンパスで取るか、テープDe転写か、ってことになります。


そーゆーことで、渚さんはやっぱテープDe転写しました。

だけども、テープまでシートをぎゅっと押さえられないので押さえられるところまでテープ長めに置いておくか

型紙作って、それにテープくっつけるか工夫してみてください。



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こんな感じ。

型紙重かったら持ち上げるときに落ちちゃうので軽いもの使ってください。

糊入れたら伸びるので

丈方向の切り込みはちょっきりくらい(あまり伸びてなかった)

巾方向の切り込みはちょっとすいてるなぁ。ってくらい。(ここでの施工では2ミリすかしたらいい感じになってました。)

巾が伸びるんだよね。ですので、間違っても突き付け工法しないでね。

糊入れて伸び終わるまで(適当)しばらく置いてからジョイント落とし込みしました。

落とし込みもいけないかもしれないけれど
あとで突き上がったら最悪なので少しすかしました。

そして、溶接の溝は深めに(ジュート見えるくらい)太めに彫りました。

マーモの溶接棒太いんでね。


どうにかこうにか溶接までたどり着くと

「あとは溶接だけやー(^o^)」ってホッとしますが

ホッとできません。



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マーモの溶接棒は蝋のような感じで

出だしの溶接の時、みんな「ショコショコ」って温めてからやりますよね。

それをいつもの塩ビシートのようにやっちゃうとデッレーンってなって「うわっうわっ」となって急いで指で押さえると「アッツ!」しかも指にそのまま貼り付いてアッチッチってなります。

ほんとにロウソクの溶けたところみたいになるのです。


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要は、その蝋を目地に突っ込んでいくって感じです。

出だしは控えめにショコショコして、溶接中は少しゆっくりめで押し付けて溶接します。


溶接棒余盛りカットはもちろん二度切り。



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ざっくりとした溶接の説明書が溶接棒の中に入っています。


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一度目切ってから仕上げは時間置いてから切るらしい。



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一度目は温かいうちに切らないとダメでした!

二度目(仕上げ)は確かにしっかり冷えてジョイント部分(必要なとこ)が固まってからシートの上に残ってるやつを削ぎ落とすッチュー感じです。

しかし、溶接きれいに出来ると目立たないし綺麗!

しかも、溶接棒わざと溶かしてすいてるところに詰めたらアースコークとか詰めるよりも色も柄もバッチグー!

渚さんみたいに当日がっつり貼らないといけない時は

天地に速乾で無理やりおさめたいですよね。

そーなると「あかんかったら速乾入れよか。」

ではなく

最初から速乾でおさめる方向で行ってください。

渚さんは

「うわ、あかんわ。速乾入れよ。」

と、ウレタンの上からあとから速乾入れたので全然おさまらなくて

「どーなってまうねん!」って、てんやわんやしました。

最後には

傘立て等を重石の代わりに置かせてもらいおさめましたので

そんな失敗を皆様がしないためにも

声高らかに

「天地は最初から速乾入れよ!」

でお願いします。

ってわけで

渚さんのマーモの施工まとめ、おしまい。

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もしくは、状況が目に浮かんで笑うね!の代わりでもいいです。



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