昨日ゲストハウス終わりましたー。
階段は早めに裁断しておいたので、人の通る合間を縫って数段づつササッと。
床を貼るとみんなに靴を脱いでもらわなくてはいけません。
貼ってる部分が点々としていると、道具プラス靴まで持ち歩かなくてはいけなくなるので、なるべくその時間を少なくしてあげたい、と思い貼る順番考えたりします。
今回は3階建てなので
3階部屋内
↓
2階部屋内
↓
3階共用
↓
3階~2階階段
↓
2階共用
↓
2階~1階階段
↓
1階部屋内
↓
1階共用
の順で貼りました。
狭い建物ですが人が多いのでね。
先日載せたこの画像。
キッチン側に籐柄シート貼りました。
「貼りにくい形だなぁ。」って貼ったのですが
昨日番頭さんから
「今、ブログ読んでたら大変なことに気づいてしまった。」
って電話があり
「な、な、なに?」
ってビビってたら
「金物の取り付け位置が違う!」
えー!
ってことで
金物やさんが現場抜けて来てくれました。
キッチンが狭くなる方なので
金物切って仮付けしてもらってシート切って捲りました。
2ヶ所だけだったのでよかったー。
ブログの写真もたまには役に立ちます。
最終日、とくちゃんは部屋内の巾木貼ってもらって
渚さんは人がバンバン通りながらの1階共用。
少しづつしか貼れないのでエレベーター側から貼っていきました。
貼ってる最中に電気屋さん、弱電屋さんなどが作業されてるので
細かいゴミが。。
それでも靴下が汚れない順番で貼ったので足跡の汚れは無し!
途中でモルタル面あると靴下汚れちゃってカーペットに汚れ持ち込んじゃいますから。
最後に防炎ラベル打ちながら自主検査。
今回はほとんどの巾木をとくちゃんに貼ってもらったのですが
出角の浮き、巾木同士の高さ違い、糊のはみ出しが多く、チェックして自分で直してもらいました。
出角は速乾なのに、ほとんど浮いていて
「なんで?」
と思い捲ってみたら裏側全然炙れてなくて
とくちゃんに聞いたら「炙ってます」
って言うのだけど
よくよく見てると
炙る動作をしているだけで実際は少し温めただけという感じ。
やることには全て理由があります。
やっても意味ないなら時間の無駄だから、やらなくていいです。
だから、炙る理由もあるのです。
一個一個の工程を考えながらやって欲しいです。
床屋の仕事はついつい、タイルの型取りやシートの切り込みなどに興味が行き、そればかり一生懸命上手になろうとします。
しかし、そーゆーのは工程の一個でしかなく、壁際の隙も巾木で隠せ、隠せないところは今やアースコークなどの隙間充填剤などで綺麗に見せることができます。
しかし、巾木は隠すことができず特に手直しの多い箇所で
逆に巾木がビシッと貼れていると綺麗に見えるものです。ですので、しっかり貼れるようになってもらいたいと思います。
あ、扉吊り忘れ。
ではなく、吊れなかったの。
とくちゃんが頑張ってやってたけど床が擦るので金具留まらなくて。
っちゅーわけで監督さんが現場に居なかったので
注意書きして置いておきました。
最後にクロスのお話。
渚さんがクロスの勉強しているのはブログ読んでくださってる方はご存知かと思います。
何故かというと
ある時「クロス屋さんは床の事を聞かれても"俺、クロス屋やから床知らんし"とは言わない。でも床屋って"俺、床屋やからクロス知らんし"って言うなぁ。」って思ってね。
実際渚さんもそう言っていたのです。本当に知らないから。
でも、同じ業界のすぐ近くの仲間なのに知らないなんて勿体ないなぁ、貼れなくても知っておきたいなぁ。
って思ったのが始まりで
色々教えてもらってるところなんですけど
だから、現場に行ってもクロスよく見ています。
今回の現場で
エントランスに水が溜まっていて(雨で)
そのままになっていたのです。
そしたら
わかるかなぁ?
ジョイントがボードごと出てきてて段差ができてる。
今回はレアケースですが
ジョイント切るときに下地まで切ってしまっててジョイントが浮いてるみたいになってしまってました。
クロス屋さんは下地を切らないようにといつもうるさく言ってるので「そんなに?」って思ってたのですが
今回これを見て
「あー、だから、いつもあんなに"下地切るな"って言ってんだなぁ。」
下地を切ってしまうと、そこがもう時限爆弾になっていていつか、こーなる。
今回は水吸わせたせいで時限爆弾が早く爆発したんだな。
と、とても勉強になりました。
この壁は
ボードごと張り替えですので乾かす為にこんな感じになってました。
ってわけで床は順調に終わりましたー。
では、おしまい。
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