渚さんは床職人。

私は室内装飾床仕上げの職人をしています。女性職人になりたい方が増えているので、その方々の参考になればと思いつつ、日常をお伝えしたいと思っています。個別のメッセージはカテゴリーの自己紹介の中にある"問い合わせフォーム"からお願いします。

仕事の精神的なところ。

昨日は

マンションの洗面所、トイレのタイル貼り。

 

朝イチ、元請けさんが


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うまい棒くれました。

 

家持って帰ったら、相方がバリバリ喰ってました。

 

バリバリ何本も喰ってたので

 

「納豆味はどう?」

 

って聞いたら

 「うーん、まぁ、ええんちゃう?」って。

うまいんちゃうんかい!!

 

さて、現場の話。

 


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トイレのbefore

 

CF貼ってあったようですがめくってくださってました。


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材料はSANGETSU。


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貼りやすい材料でよかった。

壁から入り口見切りまでの寸法は890だから

二枚で届く寸法だったのですが

そうなると芯割できなかったのと


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このタイルは目地のデザインもかっこよさのひとつなので目地増やした方がかっこいいかな?

 


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と思って芯またがせの墨にしました。

 

続けて


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洗面所after

 

トイレとイロチです。

この日はゆっくり時間があったので

ついつい元請けさんと仕事に対する考え方などを話し合ってました。

 

いろんな考えがあり、またその考えも経験を積むと変わっていったり。

昔、不安で仕方なかったことが、今ではなんであんなに不安だったのかわからないし。

 

仕事に関していえば

誰でも経験を積めば貼れるようになる仕事。

経験を積めば自分に必要な知識も身に付きます。

 

と、昔はここまでで充分、それ以上は必要なかったかもしれません。

 

しかし、今は

材料も副資材もたくさん増えましたし

勉強会も各地でたくさん開催されていますし

身近な仲間だけではなく、全国の仲間と交流できるようになり

経験だけでは得られない知識も必要とされたり

また知識が自分を守ってくれたり。

 

+αが求められる時代になっちゃいました。

 

一人で夜「うーん、うーん」と考え込むよりも

一歩、今とは違うところに踏み込んで

新しく人に会うと自分の考え方も巾が広がります。

もう一歩進めば前を進む人が見え、追い付きたくてどんどんと進みます。

後ろから追い付こうと走ってくる人に気づいて手を差し出して引っ張ってくれる人

後ろから追い付いて背中を押してくれる人

疲れた時には一緒に脇道で休んでくれる人

そうして、いろいろと学んでいくのだと思います。

 

仕事だから、どうしてもお金がついて回ります。

仕事がうまく行かないと、死んでしまうんじゃないかと思うこともあると思います。

一日のほとんどを仕事に割いてますから、家に帰っても一人になるとずんっと深く考えこんでしまうこともありますよね。

それでも

 

たくさんの人に出会い、たくさんの意見を聞き、たくさん吸収し、たくさん学び、たくさんチャレンジし、たくさんつまづいて転けて、たくさん起き上がって、たくさん手をさしのべてもらって、たくさんの手を握って、たくさんの人と笑い合う。

 

そーやって、この先も進んでいけたらいいなぁ、

 

と思います。

 

理想と現実は違います。

でも、理想に近づく努力はしなくちゃなーと自分に言い聞かせて

 

また来週もがんばろうっと。

 

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